DCのスイッチング
DC(iDeco)のメリットの一つにスイッチングがあります。
スイッチングは口座内での商品預け替えが非課税で完結するリバランスに便利な仕組みです。
私は以下の2つの投資信託で運用しています。
商品 | 信託報酬 | 投資比率 |
---|---|---|
DCニッセイ外国株式インデックス | 0.09889% | 70% |
DCニッセイ外国債券インデックス | 0.154% | 30% |
私の場合、今年末で「企業型」での拠出が終了し、以後は
①2026年まで個人で口座継続し運用のみ継続(別にiDecoを任意の証券会社で開設し併用することもできる)
②iDecoに一本化して拠出継続(運用会社移管可。65歳まで拠出可。75歳まで運用可)
のいずれかになります。
税金の控除はいずれも年末調整で申告することになります。
一本化の注意点
②の場合はいったん現金化され、移管まで2か月程度かかってしまいスリッページコストという新たなリスクが発生します。
(移管先に同じ商品の取り扱いがあっても、運用商品そのままで他の会社に移管できる特定口座のパターンとは異なります)
私のように60歳までに運用10年に満たないパターンの人で、途中で2か月も現金化するということは、長期投資のつもりが、終盤に「意図しない」タイミング投資(危機回避)をしたのと同じです。
moufutokojiki.hatenablog.com
さて、私の場合…
ニッセイでの運用は年末で終了し楽天へ移管(一本化)することを念頭に、年末どう転んでもそこそこの結果となるように、年初にスイッチングしバランスを
外国株式50%
外国債券50%
に変更しました。(様子をみてさらにリバランスするかも)
現金化しないのは、為替リスクを考慮したうえでも、今は債券にマイナス材料がないとの判断です。
・外国債券損益率:9.4%
・現在のドル円:145円
⇒130円ぐらいまで耐えられそうですし、利下げによる価格上昇も期待できます。
いずれにせよ、そのまま商品を移管できない仕組みのせいで、ターゲットイヤーファンドみたいなことを自分でやらなければいけないのは面倒ですね。
リタイア時ならまだしも、運用途中で自分のマネープランと無関係に現金化するなんて感情的にも受け入れがたいし、
本来であればリタイアしてからも「運用継続しながら取崩し」がセオリーなのだから、その計画がいったん分断されてしまう悪手です。厚生労働省様!
スイッチング経過「いまだに約定せず」
管理ページを確認すると
ニッセイDC | 発注 | 約定 | 受取 |
---|---|---|---|
外国株式売却 | 1月4日 | 1月9日 | 1月15日 |
外国債券購入 | 1月4日 | 発注中 |
外国債券がいまだに約定していません。
ここまで6営業日なのでたぶん明日か明後日になると思います。
予定書いてくれると安心なのですが…
※1/19追記
ようやく本日外国債券インデックスの受け渡しが完了しました。
1/4発注
1/17約定
1/18受渡
2週間かかりましたね。証券口座より遅いと思います。
◇外国債券最新月報より
比率は少ないものの、新興国まで幅広く分散されていますので時間がかかるのかもしれません。
同じ「FTSE世界国債インデックス(除く日本)」の指数連動でも「eMAXIX S.先進国債券」など、『先進国』という商品名のものもあり、紛らわしいところです。
せっかちな私は、投資信託の決済の遅さは仕方ないとして、DCの画面の使いづらさ、移管の仕組み、出口での税金計算の複雑さ…
あらゆるところが不満なのでした。