Nowhere Man(50代から投資と健康と浦和レッズと)

_/_/_/ 定年間近の "Nowhere Man" 老後の準備、お金と健康と趣味の備忘録 _/_/_/

年金知識MEMO:遺族厚生年金


平均寿命で言うと、男性より女性のほうが長生きしそうだ。
もし夫(私)が先に逝った場合の妻の年金がどうなるか、MEMOしておこう。(すべて税引前)

夫が先に亡くなった場合


妻が65歳以上の場合、夫がなくなると、自分の基礎年金78万円に加えて
①妻自身の厚生年金
②夫の厚生年金の3/4
③妻と夫の厚生年金半分ずつ
の①~③の最多の金額が自動的に選ばれて支給される仕組み。

我が家の場合は妻の厚生年金が少ないので②になる。

例)
厚生年金
・夫120万
・妻30万
とすると、

・妻の基礎年金78万円
・②の90万円(120万×3/4)
合計:168万円 月額14万円
となる。
因みに、②の90万円の内訳は、『妻厚生年金30万+遺族年金60万』となる。

持ち家ならお一人様15万円でそこそこの生活ができると思うので、+老後資金の取り崩しで金銭的には当面心配ないレベルである。

妻が5年繰り下げていた場合どうなるか

妻が自分の厚生年金を5年繰り下げて1.42倍の42.6万円に増やした後に夫が死亡すると、
②90万円+78万円=168万円は変わらないが
内訳が、
妻厚生年金:42.6万円・・・雑所得(課税、社会保険料対象)
遺族年金:47.4万円・・・非課税
となり、手取りが減る。
さらに、妻が厚生年金を繰り下げて受給開始した直後に夫が亡くなったら5年間繰り下げてもらえなかった20万×5年=100万年が無駄になってしまうことになる。
妻の厚生年金が夫よりかなり少ない場合はせっかく繰り下げても無意味となることがあるので注意が必要。

『妻の厚生年金×1.42≧夫の厚生年金の3/と4』なればよいので、妻の厚生年金が夫の約52%以上が繰下げの目安となります。

人の寿命はわからないので、基礎年金だけ繰り下げるのも一案。

健康にも投資してお互い元気でいましょうね。

▼この本で少しずつ勉強しています。