2021年8月来、サテライトでUSA360に投資しています。
USA360とは
基本比率が株式25%:債券75%になるように、
・純資産総額の90%を等倍でVTIに
・純資産総額の10%に27倍のレバレッジをかけて270%
実質360%(×3.6倍)相当額で運用されています。
為替ヘッジは行われませんが、債券のレバレッジ部分が先物のため、為替リスクはVTIと債券の証拠金部分のみとなり、債券の大部分は為替ヘッジ有りと同様の効果となります。つまり、ここまでの円安も価格を押し下げた一因となっています。
経費率は0.63%(2023/8決算)と、高めですが、投入額の3倍投資していると思えばそれなりです。(3倍結果出してくれ…)
2021年8月来チャート
水色:USA360、赤茶:S&P500、オレンジ:オルカン、緑:NASDAQ100
※S&P500、オルカンはeMAXIS Slimシリーズ、NASDAQ100はニッセイ(以降同じ)
悲惨です(;'∀')
2022年3月からインフレ対策として利上げが始まりましたが、そこは投資初心者、どういう値動きになるか予想ができず、その間もしばらく積み増し続けていました。
債券(5-10年国債)のレバレッジの逆噴射が、利上げと共に加速しています。
それでもよく見ると、2023年はVTI部分の上昇でヨコヨコで踏ん張っていますので、長期債単独よりはましです。
復活。2023年10月来
2023年11月1日のFOMC政策金利の据え置き以来、債券が復活し、株式、債券ともV字回復となり、こうなるとUSA360の独壇場となります。
NASDAQ100をも上回る急回復となりました。
水色:USA360、赤茶:S&P500、オレンジ:オルカン、緑:NASDAQ100
今後、株価の暴落があった場合、その暴落の程度と利下げの規模とスピードで
どの程度踏ん張るのか、
はたまた、一人勝ちか、
全く読めませんが、それなりに楽しみなファンドです。
(参考)コロナショック
水色:USA360、赤茶:S&P500、オレンジ:オルカン
コロナショック騰落率
2/21→3/24基準価額推移 | 騰落率 | 6/1 | 騰落率 | |
---|---|---|---|---|
USA360 | 11626→8910 | -23.36% | 11627 | 0.01% |
S&P500 | 12861→8432 | -34.44% | 11205 | -12.88% |
オルカン | 12241→8102 | -33.81% | 10471 | -14.46% |
コロナショックではS&P500-34.4%に対し、USA360は-23.36%と11.08%アウトパフォーム、
その後の回復はUSA360が最も早く6/1。その時S&P500はまだ-12.88%と、回復は9月以降まで待たなくてはなりませんでした。
といっても、冒頭のとおり、その後の利上げでみるみる逆転されたわけです。
株式と比較してリスクの低い債券とはいえ、27倍のレバレッジをかけている以上、扱いは難しいですね。