レイダリオのこの本で、オールシーズンポートフォリオを知った時は「コレだ!無敵だ!」と、思ったものですが、
その時鼻息荒く購入したTLT、VGLT、EDV、2621…
ところが、コロナショックから異次元金融緩和からの急激なインフレ、からの~爆速利上げ。そして円安。
やれやれ、為替ヘッジという余計なものを効かせた2621は「ほぼ半値」という散々な目に逢いました。
そのころのブログ記事も、連日反省日記となっていました。
moufutokojiki.hatenablog.com
それでも、途中損出ししたりの悪あがきをしながら、長期債を持ち続けてきました。
それも、株式暴落時、利下げ時の逆相関アセットとして確度が高いことは疑いようもなく、ポートフォリオ全体のリスク低減効果の要になると期待しているからです。レッズで言えば、来年ゴールラッシュで花開くはずの大久保です!
悪いときに我慢しきれずルールを変えてしまうことは、振り返ると結局悪手だった…ということも多いです。
そんな方針もあり、長期債をポートフォリオに組み入れている他の方のブログも追いかけているのですが、流石に多くの方がすでに売却したとの記事をあげており、そのたびに私の心が揺れました…
「これからよくなるところなのに~」
さてさて、本題。
東証版TLT(iシェアーズ 米国債20年超 H有)が漸くいい感じです!
2621ヘッジ有 1ヶ月チャート
青線:2621 黄線:TLT
■なんちゃてヘッジコスト計算(TLT-2621)
1ヶ月:10.63%-9.97%=0.66%
コストもだいぶ減っていると思われます。
USA360 1ヶ月チャート
青線:USA360 オレンジ線:eMAXI S. S&P500
USA360の債券部分は先物なので、為替リスクはほぼ(証拠金部分のみ)ありません。したがって2621と同じ傾向になります。
ポートフォリオの一部にUSA360保有していれば、このところの円高傾向で為替負けしている円建てS&P500(オルカンなども)をカバーする役割を果たします。
マイ・ポートフォリオ債券部門詳細 11/25と比較
11/25記録
12/16記録
ヘッジ部門が漸く良い働きをしてくれています(未だマイナスですが…)。
この部門が、金利低下&円高に敏感に反応してくれているのは、ポートフォリオの狙い通りで、リタイアに向け資産全体のリスク低減(上下の振れ幅が小さい)が大いに期待できます。
マイ・ポートフォリオ バックテスト(30年)
青線 | 株式100% | SR0.53 | M.D.D -50.89% |
---|---|---|---|
赤線 | マイ・ポートフォリオ(株式50、長期国債30、金20 | SR0.66 | M.D.D-22.99% |
黄線 | 株式50、キャッシュ50 | SR0.55 | M.D.D-26.83% |
※SR(シャープレシオ):投資効率
※M.D.D.(マックスドローダウン):最大下落率
実際の資産はこれの円建てになりますのでまったく違うチャートになるのでしょうが、私の能力と知識では換算する術がなく、身をもって実証していくしかありませんwww
短期的にはアメリカ⇒どちらかというと利下げ方向、日本⇒チャレンジング?でマイナス金利撤廃方向ですので、円高に振れそうなのは私でもわかります。
それでも、高くても130円程度までと予想する識者の方が多く、そのあたりの相場感を持っておけばよいのかな…
(因みに現在142円ぐらい:2024/12/16)
・ドル指数は17年周期があり、ドル安トレンドは2028年頃まで続く可能性が高い
・ドル円は130~140円というのが妥当
・ドル円は24年、130円に向かう(REAL INTELLIGENCE)
・今の金利差を考慮しないドル円は120円ぐらいが妥当値。以前のように80円、90円の世界は考えにくい
150円⇒120円、これだけでも2割も動くわけだから、自国の金利が低い国民の債券投資は、突き詰めるほど「策なし」となってしまい無駄かもしれませんね。(運次第)
先日、東証から2621のヘッジ無し版「2255」(早速少し買っています)も上場され、円で投資できる外国債券ETFが充実しています。