マネーショート 華麗なる大逆転
リーマンショックで巨額の利益を叩き出したトレーダーを描いたノンフィクション。
好景気で沸くウォール街で、一人の金融トレーダーがサブプライムローンの危機を指摘するも一笑されてしまい、「クレジット・デフォルト・スワップ」(暴落に賭ける保険みたいなもの?)で出し抜いてやろうと考える。
全ての人が「買い!買い!買い!」。誰も彼の言うことを信じず、雇い主からも解雇されてしまう・・・
おかしいと気づいた人たちが、実際に住宅が売られた現地を見に行くと、「FOR SALE」。空き家だらけ。時すでに遅し。
(細部の記憶が曖昧ですが・・・)
2年くらい前にアマゾンプライムで見て、仕組みが複雑、専門用語満載で良く分からないところも多かったのですが、ウォール街の当時の狂気が描かれ面白い映画でした。
『強気相場は、悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく』
という有名な格言がありますが、この映画を見ると「狂気の中で消えていく」ですな。
何たって天下のS&P社も当時はでたらめな格付けをしていたのですから・・(この映画の中でしっかり描かれています)
バタバタと銀行が破綻するこの頃のニュースにふれ、ふとこの映画を思い出しました。
週末にもう一度見てみよう。