Nowhere Man(金と債券50代からの分散投資記録と時々浦和レッズ)

_/_/_/ 定年間近の "Nowhere Man" 老後の準備、お金と健康と趣味の備忘録 _/_/_/

株とゴールドの「先読み」投資術 を読みました


ここ数日ゴールドが高騰しています。
豊島さんを以ってしても…

金の世界に入って40年を超すが「あるのだよね」。金市場には時々このような説明が付かない価格展開が。
gold.mmc.co.jp


正真正銘ドル建て金の暴騰です。

株高、ドル高、利下げも遠のく中、
市場はなにかを察知しているのか・・・不気味です。

そんなタイミングで

株とゴールドの「先読み」投資術

を読みました
投資系チャンネルのMCとして引っ張りだこのひろこさんと、だいぶ前から「日本株の時代!」と舌鋒緩まずのエミンさんの対談形式の共著。


私は、株の暴落時もポートフォリオの値動きが安定するように、金に15%〜20%を目安に投資しています。

大局では株と金は逆相関になっていることがわかります。

本の中からひろこさんの金解説を抜粋すると、
・米ソ冷戦終結宣言により米国が世界の覇者になったため、90年代後半まではヨーロッパの中央銀行はゴールドを売却し、上昇目覚ましいドルを買っていた
欧州中央銀行のゴールド売却によりゴールド価格の下落が続いた
・ところが、ゴールド価格の値下がりは、保有資産の目減りを意味することから、99年ゴールド売却制限協定=ワシントン協定が結ばれ、ゴールド価格は下がらなくなった

リーマンショックから、世界の中央銀行、特に新興国は金の買い手として存在感を増した
リーマンショック以降、通貨供給量は飛躍的に増大。貨幣価値が下がる、すなわちモノの価値が上がる。ゴールドの価値が上がる
・今は金利高のためゴールド価格は上げ止まっているが、金利が下がればゴールド価格は上がらないわけがない
機関投資家にとって金利高の今は、ドル建てのゴールドは「待ちの時間帯」にある

さてさて、金はこのところの金利高で頭が重かったわけですが、待ちの時間が終わったのか・・・

ともかく、ここ数日「謎の金高」となっているわけです。

「今から買うのは遅いのではないか」の解は本書で🔽