Nowhere Man(金と債券50代からの分散投資記録と時々浦和レッズ)

_/_/_/ 定年間近の "Nowhere Man" 老後の準備、お金と健康と趣味の備忘録 _/_/_/

シニア投資はアリなの? よ〜く考えよう。

投資の原則は
・長期投資
・資産分散
・時間分散
と理解している。

そうなると私のように55歳から投資を始めるのはアリなの? ナシなの?

・長期投資・・・△か✖️
・資産分散・・・○
・時間分散・・・△か✖️

となるか。

私の理解では、
「長期投資とは程よく分散されたポートフォリオをできるだけ長くリスクに晒すこと」
である。

そして、投資方法は
「毎月の余剰資金を全力一括投資(結果的に積立投資)。臨時収入も一括投資」
としてきた。

ウォール街のランダムウォーカーより

リスクは投資期間に依存する


多くの人が引用する有名な表ですが、これを見ると株式は15年保有すれば少なくとも元本割れはなさそうである。

さらに、

保有し続けられる期間が長ければ長いほどポートフォリオに占める株式の割合を高めるべき、とある。
若い人ほど株式比率を高めよとはこのことだ。

ただし、元本割れの確率は下がるとはいえ、長期保有すればするほど当然ながら大暴落に遭遇する確率も高まる。
私のように退職後の「運用しながら取り崩す」段階が迫っている者には、この暴落が取り崩し開始時期に重なる(収益率の「順序リスク」)と最悪である。
これは運もあるので自分ではコントロールできない。

シニア投資の現実的な長期投資

シニア世代からの投資も「人生100年時代、運用しながら取り崩しで十分長期投資となりうる」と、多くの識者やFPが後押ししてくださるが、個々に落とし込んでシミュレーションしてた上で、リスク選考したほうが安心だ。

私の状況を口座別に時系列で整理した表が以下の通り。
(小さくて恐縮ですが、色のついたセルの数字が投資年数)

・53歳〜 DC(企業型確定拠出年金
・55歳〜 積立NISA
・57歳〜 特定口座
・58歳〜 旧NISA
・60歳〜 NISA

※年齢は当年の誕生日時点

願わくは63歳、遅くとも65歳でリタイアしたいと思っているが、
・65歳前後で積立NISAが10年
・63歳でDC(60歳からiDeco)が10年で払い出し可能に
・70歳前後で漸く15年経過の口座が出てくる

使いたい時に長期投資を達成できているかと言えば微妙ですが、
旧積立NISAのように始めた年ごとに「時差の箱」と捉えてみれば(実際は同じものを同じ口座で買えば合算され区別はつかない)、なんとかなりそうというのが見えてくる。
運悪く暴落に見舞われたら、特定口座の債券、金、現金から取り崩し70歳まで持たせる。過去の暴落からの回復期間で考えれば、「年金で足りない分✖️5〜7年分」確保できていれば十分だ。その頃には過半の箱が15年を超えてくる。

下がっているものがある時に、上がっているものもあればいいな。

そんなことを考えつつ、
地域分散、アセットも株式と現金だけじゃなく、金、債券にも分散投資している。

まだ働いているかい?

When I'm sixty-four?
64歳になっても?