Nowhere Man(50代から投資と健康と浦和レッズと)

_/_/_/ 定年間近の "Nowhere Man" 老後の準備、お金と健康と趣味の備忘録 _/_/_/

「物価連動債の真価問われる」2022-10-1 50代からの投資記録

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Markets

・S&P500続落も-5%ルール点灯ならず。このルールでは、前週比-3%~4%が続いても「買い」とならないので、今のようにゆるゆるとじわじわと連続した下げが続くと、気がつかぬうちに買い場を逃すかもしれない。
といっても、今は毎月の積立投資以外の余剰金はあまりありませんので観察するのみですが…

米国債10年も4%超えていくのでしょうか。ツイッター界隈では、来年、再来年の利下げ転換を見据え、長期債ETFを買い始めたという投稿が目に付くようになりました。
私が保有している2621(TLTと同じ指数)も2週連続資金流入です。
私はすでに落ちてるナイフを何度も拾い、血だらけですが、、、

TLTは2013年の水準に。さすがにお買い得か?


直近利回り2.77%
円高・高利回り」なんていう債券購入に好条件な相場は来るのでしょうか?

My Portfolio

ポートフォリオは全滅です。
利上げ、スタグフレーションと騒がれる今は、株も債券も同時安で分散投資が機能しません。
コモディティは、以前からしっかり投資している人はまだまだ利が乗っていると思いますが、「コモディティサイクル到来!」と騒がれて今年から乗っかった私の場合は、利益を吐き出しマイナス突入です。

物価連動債はスタグフレーション時のリスク対策になるか

利回りはしっかり物価と連動して高くなっています。

利回り
VTIP 7.52%
TIP 16.45%
AGG 2.55% (参考)

物価連動債といえば「TIP」ですが、年初来のチャートは、物価連動債と言いながら度重なる利上げには勝てず、他の債券同様下がっています。(仕組みはよくわかりません)


茶色:VTIP  紫:TIP 水色:AGG(参考)

私は「バンガード短期インフレ連動債インデックス・ファンド・VTIP」を3.5%ほど保有していますが、短期債だけに下落幅を抑え比較的堅調な値動きをしていて、円換算ではプラスです(※現在ドル建てで-5.31%、円換算で+6.54%)。

バンガードのターゲットデートファンド(※)にも採用され、晩年に比率を増やしていくことからも、為替リスクのないアメリカ人にとっては、老後のインフレ時のインカムとして有効と思います。(※日本でいうターゲットイヤーファンド。出口年齢に近づくにつれ自動でリスクの小さい資産の割合を増やしていくバランスファンド)

VTIPは2012年設定来50USDを平均として52.76~47.75と、上下5%の幅でうろうろと安定しています。
難しいことはわかりませんが、「下がっても-5%」という安定感から、私はドル貯金のつもりで投資しています。

リスク資産の損益が『マイナス』になった時から、あなたの資産運用は始まります

こんな投稿が増えてきました。
カンさんのブログ

特にここ数年でつみたて投資を始めた人へ。

このような『理不尽な下落』は辛いものですが、
これにいちいち「反応」していると
体がいくつあっても足りません。

株式市場の本質は・・ジェットコースターなのです。

基本は体に悪いことをするわけで、
それを上手く乗りこなして(なんとか)乗り切った人が、

その代償として「プラスのリターン」を手にするわけです。

今こそお勧めの本

今のように経費率が安い投資信託がなかった時代から、ブレずに淡々とインデックス投資を続けた記録。情報が少ない時代に、世界の成長を信じ、暴落を乗り越え投資を続けられた人が成功するのですね。
特に第5章の「涙と苦労のインデックス投資家15年実践記」は、心が揺らいでしまう度に何度も読み返しています。
実際に体験した著者の迫力満点の記録。説得力が半端ないです。