本日は朝からauが通信障害で、私のスマホも不安定でした。
外も暑いので、amazon Musicでまったりと「憂歌団」を聴きながら読書。
投資の大原則
『ウォール街のランダムウォーカー』のバートン・マルキール
『敗者のゲーム』のチャールズ・エリス
2人のカリスマおじいちゃんの共著。
・投資先を広く分散すること(資産配分こそが運用成績を決める最大要因で、マーケット・タイミングや銘柄選択の影響はほとんどない)
・リバランス(債券と株の配分調整)
・ドルコスト平均法
・コストが低いものを選ぶこと
上記の2つの本でも繰り返し説かれている基本である。
両書をページ数少なく読みやすくしたような本だ。
アマゾンでKindle版がセールになっていたので、あらためて復習、再確認しながら読んでみた。
一括かドルコスト平均法か
言い尽くされているテーマかもしれないが、私のように老後資金を何とかしようと50代から投資を始めた者にとっては、答えははっきりしている。もはやどちらが儲かるか?ではない。何しろ10年先にはもう取崩し時期に突入しているのだ。心配で夜も眠れないようでは困る。「いかに運用を安定させるか」が優先である。
失われた10年とドルコスト平均法
本書でも解説されていたが、失われた史上最悪の10年(2000年ITバブル~2010年リーマンショック)でもドルコスト平均法で、毎年1回1000$を1月の最初の取引日に投資し、配当は再投資したものとして、そこそこのプラスのリターンを生んだ。(赤い線は私が書き込んだイメージ)
言うまでもなく、2000年1月に運悪く一括投資した場合は、チャートで見るとおり、値を戻したのは2013年頃である。ITバブルがはじけ、ようやく値を戻したと思ったらリーマンショック・・・と、この間投資していた人は地獄のような長く辛い日々だっただろう。
しっかりと分散されたポートフォリオを組んでいても耐えられたかどうか。ましてやS&P一本だったら、ほとんどの人は耐えられず退場したのではないだろうか。
そこそこ勉強して普段は楽天的に投資をしちゃっているが、これを見ると背筋が凍る。私の10年後となると、もう取崩し始めている年齢である。退職金一括投資なんて怖くてとてもできない。
一括かドルコスト平均法か?
たいていの場合、一括投資のほうが成績がいいだろうが、失われた10年のようにドルコスト平均法のほうが良い時もある。
ドルコスト平均法は、市場の動きに惑わされない、退場を防ぐ投資法ということだ。
ドルコスト平均法は気休めと言い放つ頭でっかちな人もいるが、私は全く共感できないな。
もっとも私の場合は毎月のサラリーからコツコツと投資するしか方法がないのだが・・・(それを言っちゃあおしまいよ)
繰り返しメモしておこう。
・分散投資
・リバランス
・低コストのインデックスファンド
債券への分散について
債券リターンがゼロかマイナスでどんな債券でも当分見込み薄ということで、代案が提示されていた。これは新しい発見だったのでメモしておこう。
●通常の債券ポートフォリオ
バンガード全債券市場ETF 利回り2.9%
↓
●代替えポートフォリオ
バンガード好配当株投信(50%) 利回り2.9%
平均利回り 3.8%
※利回りは2012年末のもの
定期的な金利収入の必要な高齢者層に対する提案として、高格付けの米国債券ポートを好配当の優良株ポートに入れ替えてみる、というものだ。
AT&Tが例にあげられていたが、私も全体の10%程度VYM(AT&T=1.04%)に投資していて、中々良い選択だったのかな。
年初来、VYM、SPYD、HDVの高配当3兄弟が、あきらかにVTIより踏ん張っている。
VYMはポートフォリオの債券部門に入れちゃっていいのかな? ダメですね。